本当はみんないくら持ってるの? 40代・50代の貯金事情

同じ職場であれば同僚の収入は大抵想像がつくものです。また、同窓会に行っても職種や会社名を聞けば、今の時代、大体の年収は分かるものですよね。
でも、貯金がいくらあるのかは聞いてみないことには想像もつきません。
貯蓄額なんていくら親しくてもなかなか聞けませんよね。

安心してください。

私たちに代わって金融広報中央委員会がしっかりと調査してくれています。
金融広報中央委員会が2019年11月に公表した最新の「 家計の金融行動に関する世論調査 」をもとに、40代・50代の貯蓄額を見ていきたいと思います。

年代別金融資産額

二人以上世帯

  平均値 中央値
20代 220万円 165万円
30代 640万円 355万円
40代 880万円 550万円
50代 1,574万円 1,000万円
60代 2,203万円 1,200万円

単身世帯

  平均値 中央値
20代 198万円 80万円
30代 572万円 300万円
40代 972万円 375万円
50代 1,496万円 420万円
60代 1,930万円 845万円
平均値と中央値の違い

平均値=データを足し合わせ、データの個数で割った値
中央値=データを小さい(または大きい)順に並べ、真ん中に来る値

一般的には中央値の方が実態に近いとされています。
老後に2000万円が必要と言われていますが、年金をもらえる年齢になるまでにそれだけ貯めることがいかに難しいかが分かりますね。
また、平均値と中央値がこれだけ離れているということは、お金持ちの人がより多くの金融資産を保有していて平均値を上げているということが読み取れます。

これから貯蓄額を増やすためには?

40代・50代の男性がこれから貯蓄額を増やしていくためにはどうすればいいのでしょう?
その方法は突き詰めれば次の二つしか方法はありません。

貯蓄割合を増やす
収入を増やす

「家計の金融行動に関する世論調査」(2019) によれば、40代・50代の手取り収入に占める貯蓄の割合は10~15%が最も多くなっています。※単身者40代のみ5~10%が最も多い
一方で、貯蓄割合が35%を超える人も存在し、既婚世帯では約2%、単身世帯では5~10%の人が手取り収入の35%以上を貯蓄に回しています。
比較的収入が高いにも関わらず、なかなか貯金が貯まらない人は、自身の出費を見直し、貯蓄割合を増やすことで、平均以上の貯蓄額を実現することができるでしょう。

一方、現在の収入からそれほど貯蓄に回す余裕のない人は収入を上げるしかありません。
会社員であれば、

・今の職場で昇給を目指す
・転職してよりよい給与を目指す
・給与以外の収入を得る

が手段となるでしょう。

3つ目の手段:運用する

二つしか方法がありませんと言っておきながら3つ目の手段を挙げてしまいました。
これは「収入を増やす」と言えなくもないですが、自分が稼ぐのではなく、お金にお金を稼いでもらうのです。
現在、銀行の普通預金の利率は0.001%~高くても0.2%です。
仮に100万円を預けていたとしても、年間10円から高くても2,000円です。
これでは金庫に預けているのと同じです。
ではこれを年間5%の複利で運用するとどうなるでしょう?
5年目には120万円、そして16年目には倍の200万円に達します。
もし20%の利回りで運用できたとすれば、14年目に10倍の1000万円を超え、20年目には3000万円を超えます。

 

複利で運用した場合のシミュレーション:元本100万円

  5% 10% 20%
1年目 1,000千円 1,000千円 1,000千円
2年目 1,050千円 1,100千円 1,200千円
3年目 1,103千円 1,210千円 1,440千円
4年目 1,158千円 1,331千円 1,728千円
5年目 1,216千円 1,464千円 2,074千円
6年目 1,276千円 1,611千円 2,488千円
7年目 1,340千円 1,772千円 2,986千円
8年目 1,407千円 1,949千円 3,583千円
9年目 1,477千円 2,144千円 4,300千円
10年目 1,551千円 2,358千円 5,160千円
11年目 1,629千円 2,594千円 6,192千円
12年目 1,710千円 2,853千円 7,430千円
13年目 1,796千円 3,138千円 8,916千円
14年目 1,886千円 3,452千円 10,699千円
15年目 1,980千円 3,797千円 12,839千円
16年目 2,079千円 4,177千円 15,407千円
17年目 2,183千円 4,595千円 18,488千円
18年目 2,292千円 5,054千円 22,186千円
19年目 2,407千円 5,560千円 26,623千円
20年目 2,527千円 6,116千円 31,948千円

いかがでしたでしょうか。

自身の貯蓄額に不安がある人は、余剰資金で積極的な運用を始めてみるのもいいかもしれませんね。